人生はショートコント

セルフツッコミで起こす奇跡の軌跡。

一人で4人掛けのテーブルに座ってはいけない??

こないだね、一人でご飯食べに行ったとき、
「空いてるお席にどうぞ」

と言われたので、

最初は二人がけの席に座ったんだけど、
どうにも窮屈な感じがして

「通勤電車もオフィスのエレベーターでも
混んでて窮屈だったからのびのびしたい!」

と、隣の四人がけのテーブルに座ったの。

そしたら
壁際の二人用テーブルに座ってた
一人で来てるおばさんに

「ここは四人用だから二人用に座りなさい」

って言われたんだよね。
でも、なんかそれはどうしても
嫌だったので、

「お店の人に言われたら、そして、混んできたら移ります」

と伝えて、私は移動しなかった。

そしたらなんかブツブツ言ってた。

「今混んでないんだし、混んだら移るって言ってんだからいーじゃん。だれが1人の人は2人席って決めたんよー。」

としばらく納得いかなかったの。
でも、そのうち

「私はいつだって隅っこに座ってきたのに」
「私だってのびのびしたいのに」

っていうおばさんの
悲しみ、妬み、苛立ちが伝わってきたんだよね。

だから、

「おばさんが、のびの〜びできますように」
「おばさんが、自分に対して、のびのびすることを許可できますように」

と祈りを送った。
そしたらなんとも穏やかな空気になってね。

結局、誰にも文句は言われなかったし、
混みもしなかったので、
私はのびのびと四人がけのテーブルに
座らせてもらった。

一般常識から言ったらおかしいかもしれない。

でも、
このとき、
私がおばさんに注意されても、移動しなかったことはすごく意味がある。

嫌だな、と思いながら二人用に戻らなかったことも、ちゃんと「こういう考えでおります」とコミュニケーションを取ったこともすごく意味がある。

多少のギクシャク感はあったけれども
私は四人用に座ることを選んだ。

のびのびしたい、
私はここに座りたい

一人だって のびのびしていいんだ。
座りたい場所があれば 伝えていいんだ。

って少し心に残ったのなら

おばさんは、

自分のしたいことを堂々としている人を
指摘したり、妬んだりするかわりに、

おばさんのいたい場所で
のびのびと生きることができるはずだから。